ノミ・ダニ予防fleas ticks

ノミ・ダニ予防

ノミ・ダニ予防

ノミやダニ・マダニは、寄生されると痒みの原因になるだけでなく、皮膚病の原因になったり、ノミ・ダニがさらに様々な寄生虫や病気を媒介します。愛犬・愛猫の体を触って、毛が抜けているところがないか、一部分だけ赤くなっているところがないかなど、よくみてあげましょう。耳や首の周り、お腹なども要チェックです!「たかがノミくらいで…」「たかだダニくらいで…」と安易に考えるのは危険です!そして、ノミ取り首輪やノミ取り粉、ノミ取りシャンプーといった市販の物も多くありますが、病院で処方する薬剤にくらべ効果は低いと言われています。きちんと病院で処方してもらうことをおススメします。

ノミの特徴

ノミを1匹見つけたら周りにはノミの幼虫や卵、さなぎが100匹いると言われています。たった数匹のノミが孵化を繰り返しながら繁殖し、いつの間にかノミだらけという事態になる恐れも。気温が13度あればノミのライフサイクルは循環します。暖かい時期や一年中暖かい家の中はまさに天国のような居心地。ノミがついてからでは対処が大変です。ノミはつく前に予防!これが一番です。月に1回予防をしてあげてください。暖房をつけているお家では冬でも繁殖するため、通年予防をオススメします。

ノミが原因で起こる病気

ノミアレルギー

背中からおしりを中心として強い痒みを感じます。ノミの唾液に対するアレルギーですので、沢山のノミがついていない場合や一度ノミに刺されただけでも症状が現れる事もあります。飼い主さんがノミに咬まれて赤くなる、痒みが出ることもあります。

ダニの特徴

ダニは原虫、細菌、ウイルスなど多くの病原体を媒介します。中でも特に恐ろしいのが「犬バベシア症」です。感染した犬には貧血、発熱、食欲不振などの症状が現れ、死に至ることもある恐ろしい病気です。また、痒みや脱毛の原因となることもあります。

マダニが媒介する人に感染する病気

SFTS(重症熱性血小板減少症候群)

マダニが原因でおこる病気で最も恐ろしい病気です。この病気は、マダニがウィルスを運ぶ病気で、人がかかると発熱などを起こし、重症化すると死に至るケースもある大変危険な病気です。

ライム病

マダニに噛まれたことで赤い点が数日〜数週間後に現れ、筋肉痛、関節痛、悪寒などの症状を伴うこともあります。この症状は人でも犬でも起こり、犬の場合は足を地面につけなくなるほど関節が腫れることもあります。

日本紅斑熱

2〜8日後に倦怠感や頭痛・悪寒を伴い、急に38〜40°Cの高熱が出ます。高熱とともに米粒大から小豆大の赤い発疹が現れ、手足から全身に広がります。